鳥獣虫魚の文学史　魚の巻

書名	鳥獣虫魚の文学史　魚の巻日本古典の自然観　4
シリーズ名	鳥獣虫魚の文学史
編者	鈴木健一編
本体価格	2800円
ISBN978-4-8382-	3231-4
発行年月	平成24年8月
判形・製本	Ａ５判・並製
在庫情報	有
古典文学作品の中で鳥、獣、虫、魚がいかに表現され、どのような存在として描かれたのか、いきものに焦点をあて、文学史の構築を試みた本邦初の書！人間存在を鳥獣虫魚の側から逆照射することによって古典文学における鳥獣虫魚と人間との関係性の変遷を明らかにする。全四巻シリーズ完結！
【目次】泳ぐ魚、食用の魚（鈴木健一）／『万葉集』の鰻（八木京子）／『伊勢物語』の「われから」（鈴木宏子）／『源氏物語』明石の「竜王」（松岡智之）／『源氏物語』の氷魚（木谷眞理子）／『枕草子』「中納言まゐりたまひて」の海月（勝亦志織）／『今昔物語集』の「鮭」（近本謙介）／鯛を詠む和歌（平野多恵）／蟹満寺説話（山本令子）／『平家物語』の鱸―「贄」を食ふ平清盛（大橋直義）／『猿源氏草子』の鰯（恋田知子）／御伽草子『蛤の草子』（中島正二）／連歌に詠まれた鮎（松本麻子）／芭蕉の「蛸壺やはかなき夢を夏の月」（永田英理）／『西鶴諸国はなし』「鯉のちらし紋」（水谷隆之）／『日本永代蔵』「天狗は家名風車」の鯨（藤川雅恵）／『雨月物語』「夢応の鯉魚」に描かれた鯉（三浦一朗）／江戸戯作を泳ぐ鯉―琴高・端午・瀧昇り・人魚・鯉掴み（津田眞弓）／狂歌絵本『潮干のつと』（小林ふみ子）／『大岡政談』鯨論（菊池庸介）／江戸の和歌画賛が描いた魚たち（田代一葉）